「ここは東京です」はHere is Tokyoではないのです。How to Use Here.

日本人がけっこうやってしまいがちな英語の間違いの一つは、
Hereを名詞のごとく動詞のすぐ後に持ってきて目的語として使ってしまうことです。

実は、英語を長年勉強している人でも、現地の英語に触れたことがないと間違った認識をしている人が多いのです。

そんなHereの正しい使い方を見ていきましょう。


1.Hereの意味、品詞



まず、Hereは基本的には場所を表す副詞の役割をし、「ココで」「ココに」と訳されます。

基本的にと言いましたが、
それは前置詞とくっついた時だけ特例で名詞的な感じで扱っても良いんです。

例えば、
Get out of here!
ここから出て行け!

Can you move it from here to there
ここからあそこまで運べる?

Put it in here
この中に入れて。

Put it on here
ココの上に置いて。


上のようなhereの使い方は例外的な扱いではあるものの、使われる頻度はもの凄く高いのです。
なので、普通にhereを「ココ」という意味の名詞として使えると勘違いをしてしまうのかもしれません。

日本語でも「ここ」とか「あそこ」は頻繁に使いますもんね。

そんな勘違いから良く聞く間違いが以下です。


2.ここが好きですを英語で



とてもシンプルな文ですがここが好きです、ここ気に入りましたって言うときよくありがちなのが、

I like/love here.
ココが好き/大好きです。

Do you like here?
ココが好きですか。

アメリカに留学してきた日本人学生が、アメリカまたは滞在場所をとても気に入っていると伝えようとして言ってしまいがちなフレーズですが、冒頭で説明したとおりhere単独では副詞なのでlikeの後の目的語になることは出来ないのです。

正解は

I like it here.
ここが好きです/気に入りました。


Itがいきなり出てきました。
likeには目的語が必要ですしね。
なのでhereと併せて今いる場所を意味すると思ってください。

例えば、日本に来たアメリカ人観光客に会ったとしましょう。

Amanda: This is my third time I've been here.
               ココに来るのこれで三回目なんです。

あなた: Oh, Really? How do you like it here?
             え、ホントに!ココのどんなところが好きなの?


このHow do you like it hereのit hereの後に in Japanとか in Tokyoとかを加えて「日本(東京)のどんなところが好きなの?」なんて聞いたりもできます。

itとhereセットで「ココ」と覚えてぜひ会話で使って下さい。


3.ここは東京ですを英語で



上げた間違いの他にも実はまだまだやりがちなミステイクがあるんです。

それはHere主語として使ってしまうことです。

前回もお伝えしましたが、here単独では副詞として扱われるため主語にはなれません。

ここで質問です!「ここは東京です。」はとても単純な日本度ですが、英語でどう言うでしょうか?


....


もちろん「Here is Tokyo.」、、、、ではないですので気を付けて下さい。

これは間違いです。

正解は、

This is Tokyo.
ここは東京です。

です。

ですが、公共の場でも未だにはびこりがちな間違ったこの「Here is 〇〇」。
例えばコレ。

south concourse.jpg

日本語の下にその同じ意味になるであろう英語が書いてありますが、正解は「This is South Concourse.」です。

ネイティブスピーカーは理解してくれると思いますが(South Consourseだけで十分ですしね)、典型的な間違いですね。

This is ~ は物には「これは~です」、人には「こちらは~です。」と訳しますが、場所にも使えて「こちらは、どこどこです」転じて「ここは、どこどこです。」となります。


でもちょっと待ってよ、「英語の授業でHere is ~って構文習ったけど!」と思った人がいるのではないでしょうか?

はい。確かにそういう構文はあります。

しかし、この場合のHereは主語ではなく副詞なのです。

いわゆる倒置法というやつで、副詞を始めに持ってくることで主語と動詞が逆転するため、Hereが主語に見えてしまいます。
(何だかちょっとややこしい構文が使われていますが、こういうテクニカルな部分は今は置いておくとしましょう。)

要はHere is ~ の本当の主語はこの「~」の部分になり、「ココに~があります」の意味になります。

この構文は自分の手元にあるものを相手側に差し出す時に使うフレーズで多くの場合は意訳され、色々な訳に変化をします。


例えば、以下のようなものです。

Here is my ID.
はい、私の身分証明書です。


Here is a question.
さて問題です。
質問なんだけどさ、、


二つ目の例文は「ここに質問があります。」という意味の英文ですが、
Here is ~ は物理的に物を持っていなくたっていいんです。
自分が持っている質問を相手に差し出す、つまり相手に質問をする時、または問題を出題するときに使うフレーズなので上の訳になっています。

4.ここはどこですか?を英語で



また、「ここは~です」に関する表現で日本人が間違いをしやすいのが、ここは何処ですか?です。

多くの人が以下のように言ってしまうのではないでしょうか。

Where is here?

当然です。

この場合は、ココは何処?を直訳するのではなく自分(自分達)がどこにいるかという英文の、

Where am I?

Where are we?


が正解です。

ただ、電車で今着いた駅が何駅かを尋ねる時は What stop/station is this? の方が分かりやすいと思います。

でも、Where is here? がダメなのはわかったけど、Where is this?は良いんじゃない?
と思った方もいるかもしれません。

その方達はしっかり文法が分かってる人達ですね。

確かにそう言えます。ですが、使う状況が限られて来るかと思います。

通常、ここは何処ですか?と今自分がいる場所を尋ねる場合は上に書いた通り、
Where am I? / Where are we? です。

ではどんな時に使われるかというと、
写真を見て、この場所は何処?と訊くときには持って来いのフレーズですね。

例文
A: This is a nice picture. Where is this?
良い写真だね。ココ何処?

B: That's Okinawa. We went there last summer.
沖縄だよ。去年の夏行ったんだ。


それでは。

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